R4年7月の俳句:短歌:川柳 投稿壇  

  

●今月より(令和4年7月)より俳句部門に於いては那須教区の俳人片桐基城先生による寸評が先生御好意の

  元執筆して戴ける事と成りました。

  上手い下手、関係ございません気軽に投稿して下さい。基城先生の優しくも適切なアドバイスで、皆様共に      スキルアップ! 17文字の言葉遊び是非ともご参加お待ちしております。

  尚、基城先生はプロの俳人ですので短歌、川柳の寸評並びに考察はしません。  ご了承願います。

 

俳句 青木幸子(事務局)

◎梅雨晴れ間青き芝よりボール追う

※寸評:梅雨時の晴れ間にボール追いする動的で健康的な句です。又、青芝と白さを思い起こさせるボールと

     の取り合わせの良い句です。

●季語「梅雨晴れ間」の送り仮名「れ」は不要です。「・・・ボール追いする青き芝」もいいですね。

 

◎白南風に髪なびかせし夏少女

※寸評:梅雨時の晴れ間に吹く風を「白南風」が的確に使用されていますが惜しい句です。

●季語が「白南風」と「夏」とWになっています。中七の動詞は「・・・を靡かす」として「少女かな」

   で完成句に成ります。

 

俳句渡邉孝之(江曽島教区2部)

◎雲間から夕日顔出す走り梅雨

※寸評:走りは先駆けと云う意味が有り「迎えされ梅雨」とも言います。まとまった句ですがもう少し

    詩情が欲しいと思います。

●季語「走り梅雨」を広げた感じがします。助詞が一つも無いので硬く感じてしまうのです。と云って

 こうしたら・・・と、なかなか言えないまとまっています。

 

◎立ち葵吾子の背丈を越して咲き

※寸評:子供さんの成長に驚いていたのに2m近くに直立して咲く立葵を観てびっくりしている作者の

    表情が見えてくる句です。細かい所を考慮すれば完成句です。

●季語「立ち葵」に送り仮名「ち」は不要です。俳句はすでに作者が詠われるので、一人称の言葉は極力

   省略しましょう・・・と言われます。が、掲句の場合は気になりません。

 

◎午後三時向拝の道百合咲きて

※寸評:暑い最中に向拝(参詣)に向かう道々に百合が咲いたのですね。細かい処の発見が活きています。

    「百合が咲く」と言いたくなる所を「咲きて」(咲いた)の連用形に表出したのが成功した句です。

    校正を変えれば、もっと素敵な句になると思います。

●上五・中七と名詞で切れ何処も切れているので何処から読んでも通用する形が惜しい句です。俳句は

 創作ある、と言いますが観たものから少し替えて詠ってもよいので、大きく「向拝へと百合咲く道を

 午後三時」と助詞を使えば完成します。                                                                                                                                                                 短歌:福田時子(江曽島教区1部)

◎ウオーキングちょっと無理してまわり道そっと覗きみ気になる歩数

◎溢れ出るもらう優しさ嬉しくて胸あつくなりて涙とまらず

    

ことば集:岡田三枝子(城東教区3部)

◎希望は人を成功に導く信仰である

◎小さな親切が大きな感謝を生む

◎楽しい笑いが若さを保つ秘訣

 

※片桐基城先生、御多忙中の処寸評、ご考察を賜り厚く御礼申し上げます。

 

 ※皆様の俳句、短歌、詩、小説、漫画等々の投稿 、奮ってご参加ご披露をお待ち申し上げます。

 投稿ご希望の方は事務所へ提出、若しくは宇清師、陽哲師、岡田一男、渡辺孝之までお申し込みください。

 投稿フォームでも受付しております。

 受付次第ホームページに掲載させて頂きます。  

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