R4年8月の俳句:短歌:川柳 投稿壇  

  

●令和4年7月より俳句部門に於いては那須教区の俳人片桐基城先生による寸評が先生御好意の

  もと執筆をして戴いて居ります。

  上手い下手、関係ございません気軽に投稿して下さい。基城先生の優しくも適切なアドバイスで、皆様共に      スキルアップ! 17文字の言葉遊び是非ともご参加お待ちしております。

  尚、基城先生はプロの俳人ですので短歌、川柳の寸評並びに考察はしません。  ご了承願います。

 

俳句 青木幸子(事務局)

◎薫風に心鎮まるカートかな

※寸評:暑くなり始めたゴルフ場にて、折からの薫風に心が和んだのですね。

    季語の誂えが良く完成された二句一章詠法の完成句です。

●一歩進んで考えるなら、「薫風」が来れば心が鎮まりますよね。これを付き過ぎと言います。

 つまり、言わなくとも解る事でこの七文字が勿体ないのです。例えば「薫風にカートとともに深呼吸」

 とでもすると俳句が広がりませんか?。

 

◎校友と酒宴に集う夏至夜風

※寸評:屋外でお酒に酔い合ってる楽しい風景が眼に見えてきます。

    唯、下五の言葉が堅苦しいと思いませんか?夏至の当日の酒宴を言いたいのなら

    「・・・夏至の夜」で屋外での酒宴の意は外れますがはっきりします。

●俳句は創作とも言います。主意から離れても完成句に推敲しましょうと云うことです。

 

 

俳句渡邉孝之(江曽島教区2部)

◎法師蝉風に流され木から木へ

※寸評:法師蝉が風の吹くままに木から木へと移って鳴いていると云うのですね。

 句意は何となく解りますが、掲句の場合、言葉の順序を変えればすっきりします。

●言葉の構成を工夫して「風に乗り木から木と鳴く法師蝉」なら一読解ります。

 

◎ひぐらしや眠気を誘うお看経

※寸評:夏も終わりに近くなると蜩が鳴きますね。掲句の、眠気を誘っているのは「お看経」に

 なります。(蜩の啼き声に眠くなりませんし、その詠い方でもないので)

●その眠気を覚ますその心中を察してか蜩がカナカナと哀しく泣いていますので

 「・・・眠気を払い看経す」としたいです。

 

◎かなかなと追い立てられて夕日堕ち

※寸評:かなかなから素晴らしい発見でしたね。面白い

                                                                                                                                                         

ことば集:岡田三枝子(城東教区3部)

◎たった一度の人生ゆえ終着点では「ありがとう」と言って

 バトンタッチしたいです

◎人生は自分らしく生きること

◎生は有限の道づれ旅 死は無限のひとり旅

 

※片桐基城先生、御多忙中の処寸評、ご考察を賜り厚く御礼申し上げます。

 

 ※皆様の俳句、短歌、詩、小説、漫画等々の投稿 、奮ってご参加ご披露をお待ち申し上げます。

 投稿ご希望の方は事務所へ提出、若しくは宇清師、陽哲師、岡田一男、渡辺孝之までお申し込みください。

 投稿フォームでも受付しております。

 受付次第ホームページに掲載させて頂きます。  

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