R5年6月の俳句:短歌:川柳 投稿壇  

 

※俳句

☆青木幸子(事務局職員)

◎淡き陽に筍飯を愛でるあさ

寸評 作者も読者も「筍飯」を強調したかったのではないでしょうか。掲句は、淡い陽が射す「朝」を強調した句

    ですから句の構成が必要です。

◎添削 「朝の陽に筍飯を愛でにけり」

  

☆渡邉孝之(江曽島教区2部)

◎里山に咲きて夏知る山法師

●寸評 夏になると咲く花まつり初夏の花と言えば「薔薇」、「ライラック」で6月頃に咲く「山法師」で夏が来たと

    思うのは違和を感じます。また、季が重なってる句です。大きく添削する事になる句ですね。ライラックが

    咲くころの寒さを「リラ冷え」と言いますので、此処で添削。

◎添削 「リラ冷えや肩を窄める郷の朝」

 

☆大和佳子(松原教区)

◎水田をカルガモ二羽で草むしり

●寸評 掲句もまた「カルガモ」と「草むしり」の季重なり句です。もう一つ、「草むしり」は陸上の地の草を取る事

    で、水の張ったのそれは「田草取」と言います。鴨が水中を突いている様子から「草むしり」は良いのですが

    季語の解説を良く読みましょう。いい句が詠えますよ。

◎添削 「田草取かに軽鴨の水田突く」

 

※川柳

☆福田時子(江曽島教区2部)

◎詠むほどに楽しさまして輝ける師の導きに広がる世界

●寸評 川柳の律は、俳句と同じ5・7・5が基本であり人を中心に世を詠う事に限られていますが、季語は要りませんね。

    掲句は14文字が加わっていますが、それはまあまあ許される範囲らしいのでとして考えますね。また短歌に似て

    すべてを言い切る事も川柳ですので、其処を考えて何回も読み返してみますと、「輝ける」が何方に付くべきかが

    ちょっと曖昧な並びかな?と思いますが上手に詠えているのではないでしょうか。

 

※人生訓

☆岡田三枝子(城東教区3部)

◎時分が動かなければ出会いはない

◎世の中にはたった一つ平等な事がある、それは時間である

    

 

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