R5年10月の俳句:短歌:川柳 投稿壇  

◎10月号総評「皆さん次第に的を得た作品ばかりで、添削鑑賞に嬉しくなってきました。次号も良い作品を期待

       しています。」

 

☆俳句

青木幸子:(事務局職員)

◎「草挑みしパーカランッと響く天高し」

●寸評=ゴルフ競技に懸命な情景が灼きつきます。情景は解るのですが、2つの動詞と1つの形容詞との構成が気になります。

     俳句は1句1動詞と言われますように、動きを絞ることが大切です。

☆添削:「白球がカランッと響く天高し」

    パーかイーグルかゴルフか解りませんが、自然での競技がそれも挑んだ事に成功した景が見えてきますね。

 

☆俳句

大和佳子:(松原教区)

◎「草陰の虫の音優し子守歌」

●寸評=この句は、実際に子守をしている時でもあり何処からか子守歌が聴こえてくるとも想像させられます。

      それは兎も角、素敵なところに触発されたと思います。

    背後から虫の音が聴こえたようにしてみませんか?!

☆添削:「虫の音のそびらからくる子守歌」Or「ちちろ鳴く声をそびらに子守歌」

      (そびら=背後の意)

 

☆俳句

福田時子:(江曽島教区2部)

◎「お疲れね今朝も忘れぬ日焼け止め」

●寸評=面白味ある句ですね。先ず、自身への慰めでもある結論から入ったところも素敵です。「やせ蛙まけるな・・・」

     一茶の句を思い出します。最多出番で、而も日焼け止めを塗っているとは郊外でのお仕事でしょうか。

☆添削:「お疲れね今朝も忘れぬ日焼け止め」

    この最多出番は作者もでしょうが、日焼け止めクリームに言っているのでしょうが、それを自身だけに置き換えて

   みました。

 

☆俳句

渡邉孝之:(江曽島教区2部)

◎「新涼やパンを片手に朝参り」

●寸評=清々しい秋の朝参りの光景が見えてきますが、通勤前の慌ただしい時の景でしょうか。それにしても、お参りして

     いる方が・・・と、ちょっとならずも不真面目に覆ます。「俳句は滑稽」ですと言いますが、滑稽を通り越して

     解釈されそうです。

☆添削:「新涼や寝坊に焦る朝参り」せめて、このぐらいでは如何でしょうか。

 

◎「躙り口上がれば坪の広さかな」(無季句)

●寸評=入り口を潜った途端に、目に入った茶の間が想像していたより大きかったので吃驚した様子の句ですね。

     ですが、此処は「坪」云々とせず素直に詠って見ましょう。

☆添削:「躙り口潜ればひろき茶の間かな」

 

☆人生訓

岡田三枝子(城東教区3部)

◎「生きる事は自分が使える時間である」

◎「一度切の人生ゆえ誰もが良い人と出会って欲しい」

◎「人の縁は何が有っても繋がる人は繋がる

 

☆ことば集

アボシ(江曽島教区2部)

◎「負から学べよそれが生きる術となる」

◎「準備はいいかぬかりはないかそれを怠れば

  夢は消えゆく」

◎「守りが大事だそれがどうした打って打って打ちまくれ

  野球は打つスポーツなんだ」

 

 

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