●本門佛立宗について

 

 当宗は日蓮聖人のみ教えを真摯に護り実践する宗旨です。そのみ教えとは、ひとくちで申せば『法華経の本門八品』で証される「上行所伝の御題目」を我も唱え人にも勧める菩薩行させていただくことであり、私ども信者は、日蓮聖人を本化上行菩薩のお生まれ変わりとして『末法有縁の大導師・本化上行後身・高祖日蓮大菩薩』と仰ぎます。

 

 今から約800年程前に、日蓮聖人は『法華経本門八品』のみ教えこそ、末法という時代の衆生を救う唯一の教えであると確信なされ、上行所伝の妙法御題目を我も唱え人にも唱えせしめる菩薩行をお残し下されたのです。

 

 しかし、日蓮聖人がご入滅になられてから100年程経つと、そのみ教えも濁ってしまいまいましたが、至徳2年(1385年)の10月14日に富山県でお生まれになられた門祖日隆聖人が日蓮聖人のみ教えをもとの正しい清き教えに戻されたのでした。

 

※釈尊のご入滅が2月15日、日蓮聖人のお生まれが2月16日でご入滅が弘安5年(1282年)10月13日で、門祖聖人はその104年後の10月14日にお生まれになられました。

 

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 しかし、時が大きく下って江戸幕末の頃になると、再び日蓮聖人のみ教えが濁ってしまいました。

そのみ教えを再び、もとの清き教えに戻されたのが、長松清風(1817年~1890年)こと佛立開導日扇聖人です。

 

 日扇聖人は、上行菩薩のお生まれ変わりである日蓮聖人(お祖師さま)の原点に立ち返り、安政4年(1857年)に『本門佛立講』をご開講なされたのです。

いま、私たち佛立信者は、『蓮隆扇三祖』のみ教えを継承させていただく唯一の宗旨です。

 

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 日蓮聖人、門祖日隆聖人、開導日扇聖人を私たち佛立信者は『三祖』とお呼びして、どんな時でも、そのみ教えにしたがって上行所伝の御題目口唱行に徹しさせていただいております。