第一回「基本について」

 

 五月のご祈願に『自宅の御宝前のお給仕見直し』とありましたように、御宝前のお給仕はとにかくご不敬のないようにさせていただくことが大切で、これがご信心の最も大切な基本です。

 今回から数回に分けて、そのポイントを連載いたしますので、是非実践させていただきましょう!

 

①御宝前は、生きてまします『み仏』であるということを常に忘れずお給仕させていただきましょう。

 

②朝起きたら洗顔を済ませて、必ずフクメンをしてお給仕いたしましょう。誰も見ていないからと、口に手をあててお給仕することがないように!

 

③お給仕させていただく際は、パジャマやエプロンがけのままなど、御宝前に失礼のない服装でさせていただきましょう!

※夏場は特に肌が露出しますので要注意。

 

④御宝前のお道具やおふきんは、必ず専用のものを準備し、洗う時も自分達のものと区別させていただきましょう!

 

⑤ご飯を炊いたら、先ず御宝前にお初を取らせていただき、30分ぐらいしたらお下げし、そのお下がりをいただきます。一日中上げっぱなしのないようにいたしましょう!

 

⑥御宝前が埃だらけというようなことがないよう常に清(しよう)浄(じよう)にお給仕させていただきましょう!

 

御教歌

仏前の  香華灯明  ふき掃除

すればわが身の  福徳と成

本尊抄会読(三)扇全六巻一四三頁

 

※本記事は弘報に掲載された記事を再編集したものです。