R7年2月の俳句:短歌:川柳 投稿壇  

 寸評:推敲:選者=片桐基城先生

   ※皆さんのお句を鑑賞していますと、楽しさを超えて時に

    驚きをもっての句に接する喜びに浸って居ます。

    それは、皆さんの句が日頃の精進に繋がった結果であろうと、

    我が事のようにうれしく思っています。

●文芸編集部より                       

 又、今月も次点が有りませんでした。

※複数の句の投稿者の方へ:寸評、添削は一人一句をして居りますのでご了承お願い致します。

 (先生は投稿句全句を推敲成され、その中で佳句を一人一句として挙げて居ります。)

 ☆優秀句を一席~三席との表記を「天・地・人」としました。

  他の表記は「◎」次点、「〇」次々点。

 【毎月の投稿〆切日=10日】

 

☆俳句の部 

清澤 修:壬生教区一部

天:「サクサクと駅舎に続く霜畳」

寸評:上五文字の「サクサク」は「ザクザク」とも言いますが、畳を

     敷き詰めたように一面に降りた霜を踏んでいる様子を擬音語を

     もって効率よく言い表しています。

 

 〔金子敏枝:江曽島教区二部

地:「初日の出秩父の山を赤く染め」 

寸評:元旦ならではの大きな景を詠った素敵な句です。素敵出すが、

     十七文字から伝わる景色からの読者の想像に留まるので、初日に

     重点を置き。

添削:「秩父嶺を赤く染めてる初日の出」

 

〔渡邉孝之:江曽島教区二部

人:「シベリヤの地眠る英霊遠き春」

寸評:ソビエト政権に反する内戦に対する干渉戦争による慰霊を詠ったのですね。

     遠いシベリヤの地を思い、春にまだ遠い日々に被せての憐みの有る句です。

     山本山を避けて「ソビエトに」。

 添削:「ソビエトに眠る英霊遠き春」

 

〔石岡ノブ:高根沢教区

「詠み人の心踊らす雪景色」

寸評:地上に広がる雪景色に、感動した作者の心がじんと響いてくる句です。

     俳句する人すべての心を察知して、素直に呼び掛けているように受けとれる

     素敵な句です。

 

 

〔金子龍夫:江曽島教区二部〕

「迎春に体調管理の八十路かな」

寸評:八十を過ぎたいま、春を迎えたことを喜ぶ前に、自分の体調をしっかり

     見詰めなければならないと言い聞かせているのですね。迎春で切って。

添削:「迎春や体調管理の八十路坂」       

 

 〔青木幸子:事務局

 「夕間暮れ風を集めて虎落笛」

 寸評:垣根に吹いて発する風の音を虎落笛(もがりぶえ)と言います。

     その虎落笛を「風を集めて」と巧みに表現しています。

    上五下五が名詞の山本山句なので「暮れ泥む」とか「夕刻」ですね。

添削:「暮れ泥む風を集めて虎落笛」

 

〔林  弘:壬生教区二部

「初春に親しき友と酒旨し」

寸評:親しくしているお友達と、酌み交わすお酒に美味しく酔っている様子が、

    見える句です。掲句も上五は切り中七を詰め酌み交わす動作を入れて。

 

添削:「初春や親友と酌む酒旨し」

 

〔角田則子:今光教区一部

「子は仕事今年もお節箸二膳」

 寸評:この句は、上五・中七・下五と三つに切れた句で、俗に「三段切れ」と

     言われている句様式です。俳句は「一句一動詞」と言い、動詞が有る事で

     動きが伝わります。詠い直しましょう。残念。

 

 

〔角田和道:今光教区一部

「木枯らしや落ち葉踊らせ何処へ行く」

〔金子敏枝:江曽島教区二部

「里芋を雑煮に入れて母偲ぶ」

 〔大和佳子:松原教区

「白息や今日の寒さを語るなり」

寸評:上の三句合同での寸評とします。

     「木枯・落葉」、「里芋・雑煮」、「白息・寒さ」と三句とも

     季重り句です。それから、大辞林等「国語辞典の語にはある、送り字も

     季語には付けない事を弁えて詠い直しましょう。残念。

 

☆川柳の部

〔福田時子:江曽島教区二部 

「孫揃う驚く程の成長に刺激貰いて脳トレ開始」

「孫揃う驚く程の成長に励み貰いて輝く未来」

寸評:同じ景の、而も、同じ作者の歌ですので纏めて鑑賞します。

     お孫さんの驚く生長を目に寿いだあと、これを機に巷で騒がれて

     いる脳トレーニングを始めたのですね。唯、初めの五文字が硬いので

     ここは「孫集い」「孫が来て」ぐらいで如何でしょう。又、前首の方が

     素直さが見えます。この喜びの機会を、自分の頭の成長に繋げたお手柄で

     素晴らしい歌と思います。

 

〔石岡ノブ:高根沢教区〕

「其処此処に残り雪の降り所朝陽を浴びて白の眩しさ

寸評:その場の情景は解りますが雪が残っている所の言い回しが残念ながら

     曖昧ですね。そこを言い直してみましょうか。

     「・・・残れる雪のそれぞれが」また白は言わず「眩しさ募る」

 

 

添削:「此処そこに残れる雪のそれぞれが朝陽を浴びて眩しさ募る」

 

 

 

 ☆人生訓&人生標語

〔安保 孝:江曽島教区二部〕

 「正直者は何を食う?正直ものほど割りを食う

  

※編集後記:細心の注意を払って誤植、脱字、書き違いが無いように編集して居りますが

      もしそのような事が有りましたらお許しください。又、文芸編集部までお知らせ下さい。

       

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