○12月のご奉公のすゝめ

 今月は、令和七年度「弘通年度」開始の月ですので、先ず最初に令和六年度のご奉公を息災にさせていただいたことへのお礼言上をあげさせていただき、新たな気持ちで令和七年度のご奉公が円成できるますようご祈願をかけさせていただきましょう!

 

一,みんなのお寺づくりと

      我が家の信心見直し

 常照寺は、私たち信者一人ひとりの心のオアシスの場です。オアシスとは辞書に「慰安となる場所、いこいの場」と載ってますよう。

私たち教講一人ひとりが異体同心のもと作りあげていくものです。

 したがって、「自分だけが良ければいい」という二乗根性を捨て去り、次世代を担う後続者を育成することを全信徒が考えなければなりません。

 それが取りも直さず「みんなのお寺づくり」ということです。

 また、「我が家の信心見直し」と今月のご祈願にありますよう、家族ぐるみでご信心をさせていただくことが大切です。

 たとえば、お父さんだけお寺参詣して、お母さんや子どもはまったくお参詣しないということがありませんでしょうか?

 このようなご信心の仕方では、家族全員がご利益をいただくことはできません。今月は令和七年度「弘通年度」の開始の月でもありますので、家族ぐるみのご信心を心がけましょう!

 そこで、「家族ぐるみ」のご信心とはどういうご信心かということを具体的に考えてみますと、

①毎日のお看経を家族全員で実行させていた だく。

②休みの日には、家族全員でお寺参詣を実行 する。

③御宝前のお給仕も、家族で協力してみんな でさせていただく。

 まだまだありますが、少しでも家族全員で協力させていただくことが大切で、そのような家族ぐるみのご信心を心がけるなか「法灯相続」は自ずとさせていただけます。

 御教歌

 子孫には信心のこせかねためて

      地獄へおとす様な事すな

二,役中後継者発掘養成

 役中後継者発掘養成とは、当山のご信者一人ひとりが、常照寺の未来を担う後継信徒を見つけ出し、その方を懇切丁寧に育成させていただくことを申します。

 私たちのお寺、「常照寺」は未来永劫に亘って存続しなければなりません。心のオアシス、ご利益の頂戴できる「みんなのお寺づくり」は、最終的に私たち信者一人ひとりのご奉公によるものであり、今こそ「役中後継者発掘養成」を心がけなければなりません。

 ご信者の一人ひとりが、そのような使命感を持って後続者育成を心がけましょう!

 御教歌

  中々にあゆまれぬ子はせなにおひ

      つれてゆくこそおや心なれ

三,日常信行改良断行

 日常信行改良断行とは、日々の信行ご奉公を見直し、改良させていただくことです。

 皆さんは、御法門で「佛立宗のご信心は悪い所があったならば、闇に灯火を得たるがごとく即座に改良させていただきなさい」と教えていただいいますよね!

 日常の信行ご奉公を心がけるなかご利益感得の直道があるのです。

 せっかく忙しいなかご信心させていただいているのですから、ご利益のいただけないご信者となりませんよう注意のうえにも、また注意が必要です!

 御教歌

  そろそろと改良すとはおもふなよ  

     闇にともしび得たるごとせよ