《高祖日蓮大士ご降誕八百年慶讃》

 教化・法灯相続つづれ織り運動

○十二月のご奉公のすゝめ

今月は令和3年度、何ごともなく無事に過ごさせていただいた御礼と、ご奉公成就のお礼を御法さまに言上させていただく月です。また、新しい年である「令和4年」の弘通年度スタートの月ですから、まずお教化の発願をさせていただきましょう!

 

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①教化発願のすゝめ

 本門佛立宗のご信心は、どこまで行っても菩薩道の実践をさせていただくご信心です。み仏は自分の得脱(成仏)しか考えない二乗(声聞・縁覚)をお嫌いになられ、成仏をお許しになられませんでした。

共歓共苦」(きょうかんきょうく)と申しまして、人さまの幸せを我が歓びとし、人さまの苦しみを我が苦しみと受け取るのが菩薩です。

 お教化のご奉公をさせていただき「我もよろこび彼もよろこぶ菩薩行」の境地を感得させていただきましょう!

 

②自宅の御宝前のお清め

 今月は大掃除の月ですが、自宅の御宝前のお給仕は日ごろ行き届かない所を念入りにお給仕(御本尊のお塵払いも)させていただいて新たな新年を気持ちよく迎えましょう。

 

 

③年末御礼朝参詣週間

 25日から31日は年末お礼朝参詣週間です。今年1年のご奉公成就、またこの1年間を無事息災に過ごさせていただいたことに対し、常照寺の御宝前にお礼の言上をあげさせていただきましょう。

 

 

④寒参詣について

 1月6日より2月4日までは、恒例の「寒参詣」が1ヶ月間実施されます。まだコロナ禍のつづく昨今ですが、いつまでも「コロナ」に負けていては、功徳という貯金は積めません。

 「一年の計は寒参詣にあり」という佛立信心の基本を忘れず、お参詣できない時は自宅でのお看経に気張り、1年間のご奉公成就、無事息災のご祈願を御宝前に言上させていただきましょう!

 

 

◎開門6時

◎一座目御法門6時半

◎二座目御法門7時45分

 

寒参詣中は例年通り「寒供養」があります。また、寒供養の「申込み書」に「先祖名」を記入してください。希望の日にご回向の言上をさせていただきます。

 

⑤本山お初灯明料について

 新年そうそうに本山のお祖師さまへ奉納させていただく「本山初灯明料」は宗門のご弘通ご奉公の原動力となる大切な浄財です。

 昔から「財のご利益がいただきたかったら財の功徳を積ませていただきなさい」と教えていただいてます。

 昨年より多く奉納させていただくことが、ご利益をいただく一番の秘訣です。

役中さんは部内の奉納額が昨年より上回るよう心がけご披露の徹底をなさって下さい。

 

 

 御教歌

 わするなよまかぬたねならはえもせず

まいたたねならはえるものぞと

『真実伝(二)』扇全10巻201頁