《高祖日蓮大士ご降誕八百年慶讃》

 教化・法灯相続つづれ織り運動

○八月のご奉公のすすめ

 ありがとうございます。

 昨年同様、コロナ禍のなかでの一ヶ月間の「夏期参詣」も無事終了しましたが、今月も土曜日・日曜日は朝参詣の際、御法門を拝ませていただきますので、暑さに負けず引き続きお参詣下さい!

 

一、日晨上人ご祥月・報恩教化必成

 今月の三十一日は日晨上人の祥月ご命日です。大本寺・乗泉寺では三十日(月)十一時より渋谷本堂にて、御講有・髙須日良上人ご唱導のもと「日晨上人御三十七回忌ご法要」を追修という形で奉修させていただくことになってます。

 昨年は、残念ながら「新型コロナウイルス」の猛威が修まらず、政府が「緊急事態誓言」を発令、それに伴い五月に宗務総長・小西日演導師より「コロナ対策」の宗門ガイドラインが発表され、御講有のご巡教・ご親教が総て中止となってしまいました。

 本年の「三十七回忌ご法要」もコロナ禍が未だ納まらないため、信廣門末寺院の教講も代表参詣となってますが、当山からはご住職が代表でお参詣されます。

 御講尊・日晨上人は、なんと言っても「常照寺」の開基上人ですので、各部一戸の報恩教化は必ず成就させていただきましょう!

 

御教歌

講中を たがひにすゝめ はげまして

御恩報じの 奉公をせよ 

『鄙振一席談』扇全九巻一五三頁

         

 

二、夏季総回向のご案内

  本年の夏季回向は、来る八月十三日(金)十時半より、本堂に於いて『高祖日蓮大士ご命日総講』に併せて厳修させていただきま。

 お塔婆の申し込みは、八月七日(土)までに事務所に申し込んでください。

      記

●一本=千二百円で、持ち出しの場合は「お塔婆申込書」の上欄に日にちを必ず記入してください。

 

御教歌

弔らはる  そとばの心  しるならば

チャラポンよりも 南無妙法蓮華経

『てこのかたま』扇全⑮八十頁

 

 

 


●『本門佛立宗』のご回向の功徳の深さ

~本当の先祖供養ができるのは本門佛立宗だけ~

 乗泉寺の入信間もないある女性信徒のご回向についての『体験談』です。

 ◇ ◇ ◇

 私は母を連れ、約十年ぶりに秋田へ里帰りしました。母の実家には年老いた母の両親が暮らしてます。

 佛立宗のご信者として行くのは今回が初めてでした。10年前となにも変わらない庭、おじいちゃんの大好きな盆栽、玄関、リビング、仏壇。

 ただひとつ変わっていたのは、おじいちゃんとおばあちゃんの変わり果てた姿でした。大好きなおじいちゃんは重度の認知症。もう私のことは覚えていません。あまりのショツクで涙が止まりませんでした。

 そして大好きなおばあちゃんは足が悪くなり立って歩くことができず、杖を片手にハイハイして移動してました。そんな2人は生活も困難ですが施設には入らず、デイサービスの方が毎日2時間だけ介護に来てくれています。

 せっかくの里帰り、母と私は認知症のおじいちゃんを無理やりお墓参りに連れ出しました。

 このお墓参りを機に、母はご先祖のことをいろいろ話してくれました。交通事故で亡くなったひいおじいちゃん。私のことをいちばん可愛がってくれたひいおばあちゃんのこと。

 そして一週間の里帰りもあっという間に終わり帰る前際、仏壇の奥に「子ども」が写っている小さな白黒写真がありました。写真の子どもは義母の前夫との子どもで、2歳の時に栄養失調で亡くなってしまった男の子でした。

 私はすぐ、その子の戒名を聞き、おばあちゃんに「本門佛立宗というお寺でその子の供養をしてもらえるようにお願いするからね。」と伝えました。

 すると、その数日後おばあちゃんから私に「供養代」が送られてきました。私はお寺でご回向を続けておりますと、3ヵ月後に嬉しい情報が入りました。

 ◇ ◇ ◇

 ひとりで立つこともできなかったおばあちゃんが、少しずつ歩けるようになったというのです。杖を片手に台所まで行って料理まで作れるようになったのです。

 さらにその二ケ月後には、重度な認知症だったおじいちゃんが意識もシッカリしてきて、会話のやりとりも少しずつできるようになったというのです。

 私は確信しました。「ご回向とお塔婆のチカラって本当にすごいんだなあ」と目に見えるご利益をいただきました。

 「本当の先祖供養ができるのは本門佛立宗だけ」と、今まさに本門佛立宗のご回向の有り難さを感得させていただいてます。

 

御教歌

親からの 宗旨をすてゝ 孝行の

とむらひとなる 妙な法哉

長松教歌集二六オ