《高祖日蓮大士ご降誕八百年慶讃》

 教化・法灯相続つづれ織り運動

○四月のご奉公のすゝめ

 今年の十七日は、門祖日隆大聖人のお会式・『門祖会』が奉修されます。お会式は全信徒が願主とならせていただく、お寺の大規模なお講です。体調に気をつけて報恩参詣させていただきましょう!

 

   ◇ ◇ ◇

 

① 『門祖会』について

 来たる四月十七日(日)十時半より当山『門祖会』が桐生常薫寺・服部歓要ご住職ご唱導のもと奉修させていただきます。常薫寺さんは、常照寺の門末寺院ですが、「本山お初灯明料」の奉納額は当山より遥かに多いご奉納を毎年なされています。その理由の一つが服部ご住職ご教導に外なりません。当日の御法門では、「お初穂」の大事なこともご教示くだされますので、ぜひお参詣させていただき御法門聴聞させていただきましょう。

 なお、当日は館林常信寺御高職・横谷日熾導師もご出座くだされます。

 コロナ禍のなかですので、他寺院のご信者方も二十名以内の代表参詣で、ご供養もお持ち帰りいただきます。

 当日は受付で検温とアルコール消毒をしてから本堂へお入り下さい。

 

◎門祖日隆大聖人御開山会式

日時 四月十七日(日) 十時半

奉修導師=桐生常薫寺・服部歓要ご住職

 

御教歌

御初穂は 第六天に 奉り

    仏に上げる 己が残物

 

② 立教開宗記念口唱会

 今から七六九年前の建長五年(西暦一二五三年)四月二十八日、高祖日蓮大士は、現在の千葉県清澄山の旭ヶ森で昇る旭に向かって『上行所伝の御題目』を声高らかにお唱えになられて宗旨開きの宣言をなされました。

 この日を『立教開宗記念日』として宗内では「報恩口唱会」を実施しています。当日は九時半より十時半まで一時間の報恩口唱会をさせていただきますので、お教化が未だ成就していない教区・部の教化初願者は熱闘の口唱をさせていただきましょう!

 

御教歌

吾祖師の 宗旨びらきの はじめには

    旭のそらに 鶴の舞ひしと

 

③ 「よこ糸教化」のすゝめ

 本年は『高祖日蓮大士ご降誕八百年』ご正灯の年です

 宗門では「教化法灯相続つづれ織り運動」が明年まで継続させていただくことになっていますが、この報恩ご奉公は「たて糸」である「信行相続」と「よこ糸」である「お教化」を推進し、お祖師様にお悦びいただこうという佛立信者にとって、とても重要なご奉公です。

 常照寺では、「信行相続教化」はそこそこ成就させておりますが、「よこ糸教化」である宗外者のお教化が未だ成就していません。

 「わたしは口下手だから」などと言って、お教化は他のご信者がするものだと思っている方はおりませんか?

 法華経の『法師品』には

 『若し是の善男子(ぜんなんし)・善女人(ぜんにょにん)我が滅度の後(のち)、能(よ)く竊(ひそ)かに一人(いちにん)の為にも法華経を一句を説かん。当(まさ)に知るべし、是の人は則(すなわ)ち、如来の使(つかい)なり』(開結三〇八頁)

とお示しです。

 善男子(ぜんなんし)・善女人(ぜんにょにん)とは教えをいただくご信者ということで、たとえ密かで、どうどうとしてなくてもいいから、たった一人の方にでもよいから、ご信心のお話をして、お教化につとめる人は如来(仏さま)のお使いであるとお示しです。

 

   ◇ ◇ ◇

 

 お祖師さま、ご降誕八百年ご正当の記念すべき年、大恩ある報いるべく報恩のまことを尽くしましょう!

 

御教歌

 一人の 為にも法を とく人は

    是が如来の つかひ也けり